
山岸君と照井君
第8章 特別―――…。
「///や…照井君!?
な――――…道端で!!」
山岸は、俺の腕のなかでジタバタしたが…
そんなに…ムキに暴れたりはしなかった―――――…
が――――――――――…
俺的にも―――――――…この行動は……予測してなかったため…
抱き締めた後の行動やセリフは……
ノープラン…
え――――っと…
この後……何て言えば……
かっこいいんだ?
「―――――…や―――山岸っえっと――――え〜……え〜っなんだ…」
うゎ!超〜〜〜〜カッコ悪い!
俺は…山岸を抱き締めたまま…
ただただ…ドキドキして…
山岸の頭に顔をググッと刷り寄せる―――――――…
「―――――…照井君…
いい臭いがする―――――…」
すると…ジタバタしていた山岸が…俺の胸元に顔を寄せて、深呼吸をし始めた!!
「えっ!!山岸?」
「―――――…この香り…いい…落ち着く―――――…」
「/////!!!」
