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未来感染775

第1章 感染

近寄ってみると何やら家の中から声が聴こえた。

母だ。



『家にはまだ帰って来ていません!』

(電話?)

『だから!何回も行言ってますがうちに帰ってきてはいません!!』
ガチャ…

『もう!警察がしつこいったらありゃしない!』

『また警察?なんだって?』

(父さんの声だ、警察?
母が警察と電話?なんの話してたんだ?

あ、そっか……警察は既に俺がAHVに感染してるのを知ってるのか……。

噂は早いからな
クラスメイトの親とか近所の人…いろんな人から迷惑電話来てるんだろうな……。
悪いな、迷惑かけて…)

『もう!あの子ったら迷惑を掛けて!
母親そっくりね!!
預かるんじゃぁなかったわ!!あんなやつの子供!!』

(?)

『おい!そんなこというんじゃない!』

『何よ!あなたが預かろうって言うから無理に引き取ってあげたんじゃない!
引き取り手はいっぱいいたのに、あなたが引き取るっていったから仕方なく!!』

『おい!やめなさい子供の前で恥ずかしい……!!!!!』


(ひきとった??
なんの話だ?

俺は元からあの家の子……)


『だいたい!
貴女もそろそろ邪魔だと思ってたんでしょ?あの頃は可愛そうだからってよく面倒見てたけど、みさとが生まれてから本当は邪魔だったんでしょ!!?』


(え……?)

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