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俺の愛した女

第8章 彼女の訪問

お風呂から出ると、彼女は俺を誘った。
正直、その体を見せたくないであろう彼女との情事は諦めていたのだが…

「陽ちゃんに会いたかったし抱いてほしかったの」
そう彼女は言う
「陽ちゃんがこんな体が嫌じゃなかったら抱いてくれる?」
そのいじらしい言葉に俺は、彼女を抱きしめキスをした。

俺の唇は、彼女の唇を存分に味わってから、彼女の痛々しいところを順番にキスを落としていった。
早く治りますように…そんな願いを込めてキスをする。

一通りキスを終えると、彼女は泣いていた。
だけど微笑みながら涙を流していた。

「陽ちゃんありがとう…」

俺の気持ちは彼女の心にも身体にも届いたようだ。

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