センシティブ♥ボーイ
第36章 偏差値より人間力
「俺が?なに?」
「な、なんでも、ないよ…」
気に入らねえな。
圭ちゃんがらみだと、なんか余計に。
「教えて?佐藤。」
「ぼ、ぼく…ねむ…い」
おいおい、さっきまでぎゅーとかいって起きてたじゃねーか。
そんな都合のいい話…
「あっそ、じゃあ一人で寝ろよ。」
「え…?」
「お前がぎゅってしたいって言うからやったんだろ?寝るなら俺はしないよ。」
「や、やだ…」
「眠いんだろ?」
「ねむくないよ…」
「じゃあ、俺がなんなの?圭ちゃんの命令ではいたの?」
「………」
何故か佐藤の顔は真っ赤で。
その無言を肯定ととればいいのかわからない。
肯定ととるのは嫌だ。
圭ちゃんの命令ではいたやつに俺が興奮したと言う事実がいやだ。
最初に聞いておくべきだったと後悔をした。
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