
センシティブ♥ボーイ
第36章 偏差値より人間力
あーきもちよかったー…
うとうとして、眠気が増してくる身体を起こして、ティッシュの方に手を伸ばした。
佐藤の身体、綺麗にしてやらないと。
「すずきくん…だめ…」
佐藤にその手を取られて、動きを止める。
何に対してだめと言われたのかわからなくて、佐藤を見つめた。
「まだ……、もうちょっと…」
「ん…?」
「ぎゅって…した、い…」
布団に顔を埋めて、微かに聞き取れるような小さな声で可愛い我が儘を言った。
佐藤がシたあとに起きてることもあまりないから、貴重な体験だ。
「ん…。でもここ、ふいてからな?」
「ふとん…よごれちゃう、もんね…」
そう言って、くたりとなりながら仰向けになって、俺が拭きやすいようにおずおずと股を開く。
その光景だけで、こっちはまた勃ちそうである意味目に毒だ。
