
センシティブ♥ボーイ
第31章 一人はダメ
自分の腰を揺らして、俺の指を何とか中に挿れようとする佐藤に、指をどけて咎めると佐藤の目からはついに涙がこぼれる。
「どうした?」
「うぇ…っい、じわる…っいじわるぅ…っ」
「なんだよ。後ろ触ってっていうから、触ってたんだろ?」
「だって…だってぇ…っ」
佐藤の涙を拭うと、その先の言葉を待つ。
ゆっくりと白くてきれいな太ももを撫でながら、問いかけた。
「どうして欲しい?」
「い、つも…っそう…っ」
「言ってくれなきゃわかんねーよ。」
「……ぅ…っ」
なんていじわるなんだっていう顔をしながら、俺を見つめるその瞳は濡れていて、赤くなった目元にトロンとした顔は、俺を煽るだけだった。
「お尻の……お尻の…あな…」
「うん?」
「つぷつぷって…」
「こう?」
「んん…っぁあ…」
人差し指を先の方だけ出し入れすると、佐藤は気持ちよさそうに目を瞑った。
