センシティブ♥ボーイ
第4章 勉強したいんだけど
「……」
え……えーっと……
今、話聞いてくれてたのかな。
僕は確かに、勉強をしたいといったはず。
だから、鈴木くんの家に毎日いくのは無理だって意味で言ったつもりだったんだけど。
だから、放課後は勉強したいって言ったつもりだったんだけど。
これじゃあ、状況が全く変わっていない。
もしかして……わざとかな……。
そうじゃなかったら……
「……もう馬鹿としか……」
「誰が馬鹿だって……?」
「え?!いやあの違くて……あの……っごめんなさいぃっ」
ポキポキ指を鳴らされて、縮こまった。
鈴木くん絶対怒らせた。
怖くて顔を見ることが出来ずにうつむく。
何やってるんだよ。
僕の馬鹿!!
思ってる声が漏れちゃうなんて……っ
「だから、言ってんだろ?
俺ん家に来て、勉強すればいいって。」
「え……?」
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