
非恋愛体質
第5章 見極める力
「なあ木村、あいつやっぱりなんとなく隠してることある気がする。いい奴だとは思うけど…まぁ男の勘だけどな。」
「そうですか…でもやっぱりちょっと好きになってきちゃってて…もう1回会って確かめたいです!」
「俺が決めることじゃないから、木村が納得できるように行動してみな!」
「はい。」
にっこり笑う彩菜。
そしてしばらく雑談して解散となった。
駅までみんなで歩き、
「私こっちだから!課長、春、今日はありがとうございました!」
お辞儀をし、バイバイと走っていく彩菜。
置いていかれた私。でも家反対方向だし仕方ないか。
