
屈辱的な罠
第1章 日常
「きゃーっ!」
「蓮君ステキイイイイ!!!」
「かっこいいわァァ!!」
廊下を歩くと飛び混じる黄色い声。
こんなのもう、慣れたものだ。
俺の名前は結城 蓮
高校3年になり
他の生徒達からは学校1のイケメンと言われるようになった。
見た目が爽やかすぎるあまり、俺の内面を知ると驚くやつが何人かいる。
どちらかといえば冷めた性格で、
好きな女も作らない。
付き合ったことは何度もあったが
すぐ別れての繰り返しだった。
そんな俺はここ何年か、
廊下を歩いただけで周りの視線を集め、黄色い声があちらこちらから聞こえる日々を過ごしていた。
いつでもどこでも周りは女、女、女。
セックスも女から誘われたら殆ど断らずしていた。
その女に彼氏がいてもいなくても…
顔が多少可愛ければ誰でもよかった。
だが、そんな適当な行動をとってた俺を
神様は見逃しはしなかった。
俺の心と体に
罰が下ることになる。
