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銀魂

第8章 粘り強さとしつこさは紙一重

男が気を失ったのを見ると銀さんはこっちに歩いてくる。


銀)「よォ〜どうだいこの鮮やかな手ぐ…ちゃぶァ‼︎」


銀さんが言い終わらないうちに新八君と神楽ちゃんが橋から飛び降り銀さんに蹴りをかました。


2人は銀さんに罵声を浴びせながら蹴り続ける。


まぁ…あんな決着の仕方をしたら普通怒るよね。
でも私は知ってるよ銀さん。


銀さんは誰も傷つかないようにしてくれたんだよね?
1人覗いてだけど…。


本当素直じゃないな銀さんは。


ていうか…


悠)「お妙さん、お妙さん」


妙)「ん?なに?」


悠)「お妙さんと銀さんはいつ結婚するですか…?」


妙)「は?」


悠)「いや…あの…2人が結婚するっていうの全く知らなかったのでいつ決めたのかなって思って」


妙)「…悠ちゃんふざけてるのかしら?」


悠)「ふぇ?」


私はお妙さんの言葉に腑抜けた声を出す。


妙)「なんで私があんなダメ男と結婚しなきゃならないのかしら?」


悠)「え、は?だってさっき許婚って…」


妙)「あぁ、アレ?あんなの嘘よ嘘。許婚って言ったらあのストーカーが諦めるかなっても思ったのよ。でも、結局ややこしくなっちゃっただけだったけど」


悠)「……………」


なんだ。
そうだったんだ。
私はてっきりさっき言ってた通り愛し合っているのかと…
よかったぁ…
ってなんで私安心してるの⁉︎


私は意味のわからない安心感にアタフタする。


妙)「(この子もしかして…)」


それを見ていたお妙さんは何かを察したような顔をする。


この時私はまだ気づか無かった。


お妙さんが何を察したのか、自分がなぜ安心したのかも。

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