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銀魂

第8章 粘り強さとしつこさは紙一重

銀)「そーなの?」


妙)「もう、あんな事もこんな事もしちゃってるんです。だから私のことは諦めて」


男)「あ、あんな事もこんな事もそんな事もだとォォォォ‼︎」


新)「いや、してません」


新八君は真顔で否定する。


だけどそれは誰の耳にも届いてなかった。


もちろん私にも。


えぇ⁉︎
銀さんお妙さんといつそんな約束してたの⁉︎
私初耳なんですけど⁉︎
聞いてないんですけど⁉︎


つか、銀さんお妙さんの事好きだったんだ。
この中で一番銀さんと一緒にいるのに全く気がつかなかった…


ズキッ


あ、あれ?
なんか今胸が痛くなった?
なんで?


私は1人考える。


神)「悠何してるアルか?早く行くヨロシ」


悠)「え?どこに?」


神)「話聞いてなかったアルか?悠も落ちぶれたアルなァ〜」


悠)「なんか神楽ちゃんに言われるとスッゴイ腹たつんだけど…で、どこに行くの?」


神)「今から銀ちゃんとストーカーが決闘するから河原に行くネ」


え、私が考え込んでる間にそんな事になってたの⁉︎


まぁそうだよね。
自分と結婚する人を取られるってなったら決闘ぐらいするよね…。


悠)「そっか、じゃぁ行こうか神楽ちゃん」


私と神楽ちゃんは手をつないで店を出た。


––––––––––––
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河原に着くと私達は橋の上で見学する事にした。


妙)「なんだが大変な事になっちゃったわ。どうしましょう。それにあの人多分強い…血統を前にあの落ち着きぶりは何度も死線をくぐり抜けてきた証拠よ」


お妙さんは心配そうに男を見つめる。


神)「心配いらないヨ。銀ちゃんピンチの時は私の傘が火を吹くネ」


悠)「か、神楽ちゃん…」


顔がマジなんだけど。
そういえば銀さんは…?


男)「おいッ‼︎アイツはまだトイレに行ってんのか⁉︎」


新)「はい。そう見たいです」


男)「長い奴め…あ、来た‼︎遅いぞ‼︎大の方か⁉︎」


銀さんがダルそうな顔で歩いてきた。

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