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「あー…まあ、そのいろいろあって。」

晴は大きくため息をついた。

「いったん仲直りは萌がよくなってからだね。今日から萌のお見舞い買って様子見にいこう。」

慣れた様子の晴の言葉に頷くしかなかった。


教室に入るとすでに海斗が席に座っていた。

蓮の姿を見つけるとこちらにかけよってくる。

「蓮！萌は？一緒に来たんじゃないの？」

こいつ、俺がいても遠慮なしになってんだな…

そんなことを考えながら海斗を見る。

「ん？どうした？」

「萌は風邪で休み。多分インフルエンザ。」

蓮がそう言うと席に座る。

「萌も？…そっか、お見舞い行かないとだな。」

行かなくていい！という言葉を飲み込む。