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私の彼は****が好き

第17章 タケルの家で…………

その無邪気な背中を見つめるタケルが、フッーとため息。


「……ふふふ」


タケル、金魚すくいを3回もやって、1匹もすくえなかったから機嫌が悪い。


ちなみにワタルくんは7匹すくった。


「もうヒカルなんか置いてどっか行こうよ?」


「だめだよ、そんなこと言っちゃ!」


あたしはクスクス笑いながら、タケルの手を引っ張り、ヒカルくんのあとを追いかけようとした。


「ほっといても大丈夫だよー?神社はヒカルにとって庭みたいなもんだから…………ん?」


嫌々あたしに引っ張られてたタケル、急に「おやっ?」て顔になった。


「どうしたの?」


あたしが聞くと、そっと神社の裏手の方を指さした。


「ワタルだ……」


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