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私の彼は****が好き

第16章 えっちサークルで…………




そして、土曜日。


確かナオくんは、土曜の夜に開催される……って言ってた気がする。


その夜を待って、あたしはあのマンションの麓にひとりでやって来た。


あらためて見上げると本当に大きい。


なんか雰囲気に飲まれそうで、入る前から胸がドキドキして止まらない……。


だからインターホンを押すのに1分もかかっちゃった……。


迷った末に、震える指でインターホンを押すと……



「……ハイ?」


出たのはこの間の男の人だ。



「あ、……えっと、あたし……、ナオくんの知り合いで……す。えっと、そこにあたしの友だちが来てないかと思って……」


"ナオくんの知り合い"って言わないと信用されない気がした。


「……あー、ナオの友だち?」


緊張してたどたどしく説明したけど、返ってきたのは意外に呑気な声だった。


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