
私の彼は****が好き
第10章 イジワルな先輩に…………
「じゃあお皿なんか洗わなくていいよ、オレがやるから」
「……っ」
「胃腸薬あったよね……?どこだったかな」
タケルは痛くもないあたしのお腹、心配してくれてる。あたしの言葉、信じて。
その優しさに感動して、でも、それでいて罪悪感。
あたしひどいよね……
もう"オレだけにしてね"って約束したのに……!
タケル、
タケル、
好きだよ、
もしフラれたら生きてけないよ、
怖いよぉ
それに、もうあんなに悩んで傷ついたタケルの顔見たくない……
悲しませたくないの……
……ごめんね、タケル……っ
タケルはあたしを大切にしてくれてるのに、
あたし……いつもバカでごめん……
