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私の彼は****が好き

第10章 イジワルな先輩に…………

何言ってんのこの人っ!?


後輩を痴漢しといて何カッコつけてんのっ!?


「あ、あたし彼氏が……」


先輩は話を聞かず、あたしの肩をつかんで首筋に吸い付いてきた。


「……嫌ぁっ‼触んないでっ‼」


「今日はこれで許してやる……。でも明日も同じ車両に乗れよ?……待ってるから」


「……!?」


「逃げようとすんなよ?どうせ後輩に聞けば簡単に探せるから」


先輩は首筋から唇を離すと、あたしの頭を撫でてトイレを出て行った。


「…………」


呆然として動けない。


こんなの悪夢としか思えない。


いっそ夢ならよかった。
夢なら覚めて。


でもまだ口の中に残る先輩の精液の味で、夢じゃないって思い知らされる。


矢野先輩……


まさか明日もこんなことする気……!?




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