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The man suitable for me

第4章 声

カレも、私を見ていたので、目が合ってしまい、私は下を向いた。

今の声は、カレの声じゃない。

彼の声だ。

もちろん、彼はいない。

私は、そのままカレを愛撫し続けた。

カレが、感じている声が聞こえて、私は安堵した。

カレは、私の口から離れると、私の体に触れた。

胸から、ゆっくり撫でていく。

優しいタッチで、くすぐるかのように。

だけど、体がゾクゾクして、くすぐったいような感じが、体をしびれさせる。

カレの指の動きが、少しずつ体をほてらせる。

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