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The man suitable for me

第4章 声

友達に全てを話して、巻き込もうかと思った。

会う約束をしたけど、結局その人が来なかったと、嘘をつこうかとも思った。

援交を求めている人に、お金を払って、加わってもらおうかとも思った。

けれど、どれも思っただけで、実際にはできなかった。

午後になって、焦りで胸が苦しくなってきた。

彼に会いたい。

『女性の方に、いろいろ話しているのですが、どうしても、会ってくれる人が、見つかりません。だけど、あなたに会いたいんです。』

どうか、私の気持ちをわかって。

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