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The man suitable for me

第4章 声

木曜の朝に、彼から久しぶりにメールがきた。

『女性を見つけられたら、今日、会ってあげますよ。だから、探してください。』

『絶対に探します。』

昨日までの、打ち沈んだ気持ちが、振り払われるように、パーっと明るくなった。

彼だけだ。

私の気持ちを、こんな風に変えることが、できるのは。

朝から、スレッドを立て、待っている間に、女性の方のところに、話をしに行く。

それでも、やっぱり見つからない。

世界の半分は、女性なのに、どうして会うことができないの?

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