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The man suitable for me

第3章 その後

彼の指は、私の感じるところに、簡単にたどり着いた。

私は体中が震えて、すぐに、逝ってしまった。

「彼に、メールを送って。」

突然、彼が言った。

「えっ?彼って?」

彼に、聞き返した。

この人は、どうして、私に彼がいることを、知っているんだろう?

あの男にも、話していないことだったのに。

一瞬、不安になって、心が固まる。

「昨日、会ったでしょ?今、逝かされてしまいましたって、送って。」

昨日の人のことね。

彼が知るはずのない、彼のことを言っているのかと思って、驚いた自分がおかしかった。

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