テキストサイズ

The man suitable for me

第3章 その後

時間に間に合わないかもしれない。

そう思って、ブーツをカツカツいわせながら、走る。

走っていると、風がスカートを揺らす。

慌てて、裾を押さえた。

肌に直接、風が当たっているように感じる。

ただ、下着をはいていない。

それだけで、こんなに頼りなく、不安がこみ上げるとは、思わなかった。

誰かに、見られているわけでは、ないのだけれど、恥ずかしくて、ドキドキが止まらない。

スケルトンの服でも、着ているみたいに、透けて見えるんじゃないかと、思ってしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ