
3月の僕たち
第5章 雑談5
「さて、俺たちもそろそろ寝るか?」
「うん、歯磨きに行こう」
僕と圭が立ち上がる。
「慶矩くんどうしよう。このままじゃ風邪引くよね」
「布団でもかけとけばいいだろ」
「ソファから落ちない?」
ダイが心配げに僕を見る。
「ソファの下に敷布団でも敷いて置いたら?落ちてもそのまま朝まで寝ると思うよ」
「じゃあ、部屋からお布団持ってくる」
「手伝うよ」
圭一とダイは布団を取りに行き、僕は一足先に歯磨き道具を取りに部屋へ入った。
作り付けらしいクローゼットから明かり漏れて見える。
―――あれ?ウォークインクローゼットの明かりがつきっぱなしだ。
そう思ってクローゼットを開けると、結構奥が深い。
画材具が置いてありどうやら向こう側の部屋とつながっているようだ。
ウォークスルーできるようになっているらしい。
クローゼットの奥からかすれたうめき声とドサッとものの落ちる音が聞こえた。
まさかハルちゃんたちのどちらかがベッドから落ちた?
『・・・うぅ』
『ハルキ、大丈夫か?』
『は・・い』
いつの間にか部屋へ来ていた圭一がクローゼットの中に入ってきていて、小声で話しかけて来た。
「また出くわしちゃったのか?」
「どうせまた早とちり・・・」
「うん、歯磨きに行こう」
僕と圭が立ち上がる。
「慶矩くんどうしよう。このままじゃ風邪引くよね」
「布団でもかけとけばいいだろ」
「ソファから落ちない?」
ダイが心配げに僕を見る。
「ソファの下に敷布団でも敷いて置いたら?落ちてもそのまま朝まで寝ると思うよ」
「じゃあ、部屋からお布団持ってくる」
「手伝うよ」
圭一とダイは布団を取りに行き、僕は一足先に歯磨き道具を取りに部屋へ入った。
作り付けらしいクローゼットから明かり漏れて見える。
―――あれ?ウォークインクローゼットの明かりがつきっぱなしだ。
そう思ってクローゼットを開けると、結構奥が深い。
画材具が置いてありどうやら向こう側の部屋とつながっているようだ。
ウォークスルーできるようになっているらしい。
クローゼットの奥からかすれたうめき声とドサッとものの落ちる音が聞こえた。
まさかハルちゃんたちのどちらかがベッドから落ちた?
『・・・うぅ』
『ハルキ、大丈夫か?』
『は・・い』
いつの間にか部屋へ来ていた圭一がクローゼットの中に入ってきていて、小声で話しかけて来た。
「また出くわしちゃったのか?」
「どうせまた早とちり・・・」
