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第3章 接近

「セックスしたい!」
愛華の決定的なメールに、ヒロは犬のように飛び付いた。


「ここだったら深夜休憩あるから!」
SMクラブの仕事でホテルをよく利用する愛華は、サクサクとホテルの部屋を選んでいく。
ヒロの頭の中は愛華と肌を合わせられることでいっぱいになっていた。

「へへへ。」
椅子に向かい合って座った愛華が、ヒロの顔の前に子供っぽい笑顔で脚をぷらぷらさせる。
ヒロが匂いフェチなのは愛華も熟知している。
シャワーなど浴びては台無しである。

いつもなら跪くヒロが立ち上がり、両足を抱えて舐め始めた。
スカートがめくれ、太股まで剥き出しになる。

「っひゃ、んん・・・あ」
爪先から太股まで丹念に舐め、キスをするヒロに愛華の表情が変わっていった。

「は、あぅ、んん・・・」
うっとりとした顔で愛華が見つめる。体が熱い。
普段なら胸なんか全く興味がないヒロだったが、愛華の豊満な乳房にするすると手を這わせてみた。
「アッ!ア、ンンッ!」
服の上から触っただけでそんな声を上げるのか、とヒロが乳首のあたりを擦る。
「ンンッ・・・うぅ~ヒロくんベッド~」
「ベッドいく?」
「うん~ベッドいく~」

のそのそとベッドに転がる愛華の服を、ヒロが丁寧に脱がせて畳む。
脱ぎ散らかして獣のように交わりたい女性には受け付けられないかもしれないが、愛華はそんなヒロを可愛いと思った。

愛華の下着を脱がせると、つつ、と透明な糸が割れ目から伸びた。
愛華のクリトリスにはリング状のピアスが嵌まっており、ジュエリーの輝きよりも濡れて光っていた。
「下着に隠れるとこにしか開けない主義なの♪」という愛華がセルフで開けたらしい。
貪るようにピアスごと口に含み、愛液を啜るヒロの体に愛華の脚が絡み付く。
一糸纏わぬ愛華の腰、ウエスト、乳房・・・全てを愛でるようにキスをし、撫でる。
「アッ!・・んんっ・・・」
クリトリス同様ピアスの通った愛華の乳首を口に含むと、急に愛華の声が高くなった。
「気持ちいいの?」
「うん・・・っ、気持ちいい」
喘ぎながら愛華がヒロの手首を掴み、自分の濡れた場所に誘導する。
「指入れて・・・」
「指?いいよ、久しぶりだから上手く出来るかわからないけど」

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