
同窓生
第17章 修学旅行
窓の外を眺めるふりをして、窓際に立った美桜。
階下は全く見えない。
隣の部屋も明かりが漏れる程度。
敦が美桜の後ろに立って、一緒に窓の外を眺める。
夜景がキラキラ輝いて、まるで宝石のようだった。
『キレイだね。』
「うん。……美桜と見られて、幸せだよ。」
『敦くん。私も!』
「で?風呂で、どんなこと話してたの?」
『言わなきゃダメ?』
「教えて?」
窓越しに合う瞳……
金縛りにする、敦の瞳。
この瞳は、美桜が敦に逆らえなくなる、瞳。
『知抄が、私と理沙のおっぱいが大きいって話をしてきて…………。知抄が夏海ちゃんに私と理沙はエッチ済んでるって話しちゃったの。それで、理沙が梢くんはエッチを何度も求めるから大変なんだって言ってて……。美桜は?って聞かれたから……敦くんは……エッチの時…………』
そこまで話したけどなかなかその先が言えない。
「俺が?何?」
『うんと……ね?怒らないかな。』
「怒らないよ。」
優しく微笑んだ。
『敦くんは、エッチの時、意地悪なことを言うって……』
少し声を小さくして話した。
「言ったの?」
コクン。
一つ頷いた。
階下は全く見えない。
隣の部屋も明かりが漏れる程度。
敦が美桜の後ろに立って、一緒に窓の外を眺める。
夜景がキラキラ輝いて、まるで宝石のようだった。
『キレイだね。』
「うん。……美桜と見られて、幸せだよ。」
『敦くん。私も!』
「で?風呂で、どんなこと話してたの?」
『言わなきゃダメ?』
「教えて?」
窓越しに合う瞳……
金縛りにする、敦の瞳。
この瞳は、美桜が敦に逆らえなくなる、瞳。
『知抄が、私と理沙のおっぱいが大きいって話をしてきて…………。知抄が夏海ちゃんに私と理沙はエッチ済んでるって話しちゃったの。それで、理沙が梢くんはエッチを何度も求めるから大変なんだって言ってて……。美桜は?って聞かれたから……敦くんは……エッチの時…………』
そこまで話したけどなかなかその先が言えない。
「俺が?何?」
『うんと……ね?怒らないかな。』
「怒らないよ。」
優しく微笑んだ。
『敦くんは、エッチの時、意地悪なことを言うって……』
少し声を小さくして話した。
「言ったの?」
コクン。
一つ頷いた。
