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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

電車で話したあの日から、ルイは少しずつ変わった。


何かと私を見つけては、絡んでくるようになった。それでもまだ八つ当たりは消えていなかったけど。


隣が開いていれば、すぐさま隣に座って来た。


隣がなければ、真正面に来た。


私が返信するメールの内容を執拗に確認し始めた。




《あの、ストーカーか何かですか?》



『いやいや、一応さーちゃんと仕事してるかみてあげないとねー先輩として。こーいうのすきなんだねー灰野さん。ふーん。そっかー。』





嗚呼もう止めてくれ。

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