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恋と一緒に想うまで…

第5章 急接近

和也「それ。」

俺が指を差すと後ろに隠した。

見ると多分、教科書やノート。

俺は引っ張り無理矢理取る。

雅紀「あっ…」

見ると見事にボロボロにされてる教科書とノート。

明らかにいじめじゃん…

相葉は笑って、

雅紀「えへっ、二宮君に見られちゃったな〜…」

泣くどころか笑う相葉…

雅紀「まあ、しょうがないか。俺嫌われてるみたいだからこんなことされるのも当たり前だよね。」

和也「なんで?」

雅紀「えっ?」

和也「なんで笑ってられるの?」

雅紀「えっ、なんでって…」

和也「お前っていつも笑ってるじゃん。なんで?」

雅紀「う〜ん…よく分かんないけど、こんな俺でも笑顔を求めてくれる人がいるんだ。だからその人達のためにも辛いことや悲しいことがあっても笑おうって思ってるよ。」

こいつ…変わった奴なんだな…

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