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齧りかけの林檎

第19章 ● 贈り物を君に ♂side



今日はボール拾いだけしかしていなかったから、

サボらないで最後まで片づけをしていった。





早くゆりさんに逢いたかったけれど、

そういうわけにもいかなかった。




部室に行くと先輩達はもういなくて、

鍵はおれが返しとくからと言って

後輩も先に帰した。




職員室に部室の鍵を返し、校舎から出る。




正門の前に誰かが立っていた。




横を通りすぎようとすると、

「歩!」と声を掛けられた。




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