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隣の家の子犬さん

第9章 守りたい…

和也「な…なんで…」

どうして…どうして…

「なんで俺がいるのかって?それはね、やっと警察から解放されてさ。解放されたけど何もないからなんか盗もうとしてたんだよ。やっぱり二宮君だったんだね?」

和也「やだ…やめて…」

「会いたかったよ、二宮君…」

そいつは俺を抱きしめた。

和也「やめ…て…やだ…!」

やっと解放されたのに…

俺は床に落ちているものをなんとか広い隣の壁に投げつけた。

ドンドン!

雅紀…お願い気づいて…

俺は更にものを投げつけ音を出す。

いるなら気づいて…雅紀…!

和也「あっ…‼︎」

「二宮君…」

手が服の中に…

和也「やだぁ…‼︎雅紀…!助けて…‼︎ 雅紀…‼︎」

雅紀の名前を呼び続けた。

すると、

バコンッ…‼︎

「うわぁ…⁉︎」

彼奴はダイレクトにソファーの上から落ちた。

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