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隣の家の子犬さん

第8章 恐怖を感じないで

和也「まさ…き…」

ちょっと力を入れてしまい体が上がる。

和也「はぁ…っ…!あぁっ…‼︎」

やっぱり…まだ…

二宮君の目には涙が溢れた。

和也「こわ…い…怖い…やぁっ…!」

やっぱり…怖いんだな…

無理させちゃったかも…

そう簡単にはまだ慣れないよね…?

俺は少し離れようとすると、

ギュッ…

力が少し入った手で二宮君は手を握ってきた。

和也「まさ…き…離れ…ないで…」

二宮君が言ってた。

「嫌だって言ってても重ねてて…」

俺は二宮君の頭を撫でながら、

雅紀「怖くないよ…大丈夫…」

ギュッと二宮君を抱きしめた。

和也「はぁ…っ…」

雅紀「和…」

俺が呼ぶと目をギュッと瞑っていた二宮君が薄っすらと目を開けた。

雅紀「大好きだよ。和。」

そう言うと少し微笑んで、

和也「俺…も…大好き…まさ…き…」

そう言ってゆっくり目を閉じて落ちていった…

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