無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

広い家にいつも一人きり。

最初こそ、優雅な不自由の無い生活に満足していたものの、次第に心の寂しさ、そして身体の寂しさを感じるようになっていきました。

気がつけばもうすぐ30歳。
熟れた身体は毎晩のように火照り、自然に自らを慰める行為をするようになっていきました。
毎晩、毎晩、私は広いダブルサイズのベッドの上で、ひとり指先を濡らしていきました。

経済的には恵まれていましたので、ホスト遊びや一晩限りのアバンチュールを楽しむ気になればいくらでも出来た事でしょう。

でも私はしませんでした。

男性より女性との性行為の方が経験豊富な私は、どうしても男性を敬遠してしまいました。

どんなに身体が我慢できなくても、自慰行為で欲求を解消していたのです。

そんな毎日がもう何年も続いていたのですが、半年前に私は新しい彼女と出会いました。

彼女は、濱崎里沙さん。
27歳。ネイリストをしています。
ちなみに独身です。