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A heart and wound

第1章 想い

潤Side

「じゃあ、撮影終了でーす!ありがとうございました!」

《ありがとうございました!》

撮影は順調に進み、予定より随分早く終わった。

翔「あっ、松潤!ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ…」

そう言って、翔くんが俺に近づいてきた。

潤「な、なに?」

俺は、平静を装うのに必死だった。…思わず顔がにやけないように、顔を抑える。

昔から大好きな大好きな翔くん。

…この気持ちが恋愛のそれに変わるのに、そんなに時間は必要なかった。

正直、戸惑って、恋愛のそれだと認めるのには時間がかかったけれど。

翔「今度のコンサートのことなんだけど…」

コンサートの演出は、俺が好きでやってることなんだけど、翔くんは、いつも俺を横で支えてくれる。

…翔くんも忙しいはずなのに。

翔くん…俺、ちょっと期待しちゃうよ…

翔「で、これはどーかなって。」

潤「んーそーだなぁ…」

雅「しょぉぉぉちゃぁぁん!!!」

突然、そう言って走ってきた相葉ちゃんが、俺の隣を歩いていた翔くんに後ろから飛びついた。

翔「ま、相葉ちゃん!びっくりするからやめて!」

雅「んふふ♡ずぅっーとこうしたくて、我慢してたんだよ!」

そういって、相葉ちゃんが翔くんのほっぺをつんつんとつつく。

俺は2人を見ているのが耐え切れなくなり、目を逸らした。

和「はーい、翔さん嫌がってるから、辞めようねー相葉さん。」

そういって、相葉ちゃんを引き剥がすニノ。

雅「なんなの、ニノ!…もしかして、ニノに飛びついて欲しかった⁇」

和「嫌に決まってるでしょ。あなた加減知らないんだもん。」

雅「とか言って〜⁇」

和「嫌です。」

智「相葉ちゃん、うるさい。」

雅「え?え?なんで俺だけ⁇ひどいっ!リーダー!」

翔「楽屋戻ってからやれよっ‼︎」

潤「楽屋ならいいのかよ!」

おかしくなって、笑いが止まらなくなって、5人で爆笑しながら、楽屋に戻った。

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