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モデルと美男子

第2章  気持ち

俺は、悩んでいた…。
あの男の事で悩んでいた…
あんな事をされてから、心がモヤモヤするんだ。
あの後、キスされて悲しくてムカついたけど、なんか心がモヤモヤしてる。
「おい、悠里。朝からどうしたんだ?」

「…万里。」
こいつの名前は、藤宮万里(フジミヤ バンリ)
俺の小さい頃からの幼馴染で、俺の過去も知っている…
「いや…別に…」

「今日、ずっとそればっかだぞ?やっぱ何かあっただろ。」

「…悪いけど、万里でも言えない…ごめん…」

「…そか!でも、そんなに暗くなるなよ!」

「…おう。ありがとな…。」

「…!! お、おうっ!」
そうだ、あんな事忘れればいいんだ。そうすれば、悩まなくていいし、この気持ちも…消える、はず…。

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