
最後の恋は甘めの味で
第19章 変化
「なーんていうか......暁さんって単純ですね」
何の躊躇いもなく近付いてくるその顔。
思わず目を閉じれば、おでこに軽い衝撃が。
「いたっ.....」
目を開ければ、腹を抱え笑う上條くんの姿が見えた。
「暁さんのキス待ち顔.....くくく.......」
「っ......!!」
羽目られた!!
笑う上條くんに反撃と言わんばかりに手を上げるもすぐに捕まってしまった。
「傍から見れば、俺ら、完璧に恋人ですよ」
上條くんが楽しそうに顔を綻ばせる。
子供のように目を輝かせたかと思えば
大人の色気を出し
最終的に無邪気に笑う。
この男は一体どれだけの表情レパートリーを持っているのか。
惑わされるこっちの身にもなってほしい。
そのせいか顔に熱が集まっていることに気付き、すかさず隠すために顔を下に向ける。
何の躊躇いもなく近付いてくるその顔。
思わず目を閉じれば、おでこに軽い衝撃が。
「いたっ.....」
目を開ければ、腹を抱え笑う上條くんの姿が見えた。
「暁さんのキス待ち顔.....くくく.......」
「っ......!!」
羽目られた!!
笑う上條くんに反撃と言わんばかりに手を上げるもすぐに捕まってしまった。
「傍から見れば、俺ら、完璧に恋人ですよ」
上條くんが楽しそうに顔を綻ばせる。
子供のように目を輝かせたかと思えば
大人の色気を出し
最終的に無邪気に笑う。
この男は一体どれだけの表情レパートリーを持っているのか。
惑わされるこっちの身にもなってほしい。
そのせいか顔に熱が集まっていることに気付き、すかさず隠すために顔を下に向ける。
