
最後の恋は甘めの味で
第19章 変化
あれがないとカスタマの方はどこが悪いかから調べなければいけないこととなり
そこだけでかなり時間を食うことになる。
そんなことになれば企業側はおろか社内のカスタマの信頼もなくす。
顔を青ざめる私とは反対に呑気にも欠伸をする上條くん。
「ちょっと......もう少し真剣に」
「大丈夫ですよ。もうほぼまとめ終わってるんで」
私はぱちくりと目を動かす。
終わってる.....?
でもあれは私が任されたのであって......
いや、そういえばなんで上條くんがあのシステムの不良箇所を知っているの?
浮かび上がる様々な疑問に一括して答えるように上條くんが口を開く。
「偶然見えたんですよ。暁さんのゴミ箱に間違って入ったのか"○○企業システム不良箇所一覧"。本当、その机、どうにかした方がいいですよ。大事な資料までなくしそう......」
上條くんはぐちゃっとなってる机を憐れみの如く見つめる。
ぅ......
言い返せない自分が恥ずかしい。
そこだけでかなり時間を食うことになる。
そんなことになれば企業側はおろか社内のカスタマの信頼もなくす。
顔を青ざめる私とは反対に呑気にも欠伸をする上條くん。
「ちょっと......もう少し真剣に」
「大丈夫ですよ。もうほぼまとめ終わってるんで」
私はぱちくりと目を動かす。
終わってる.....?
でもあれは私が任されたのであって......
いや、そういえばなんで上條くんがあのシステムの不良箇所を知っているの?
浮かび上がる様々な疑問に一括して答えるように上條くんが口を開く。
「偶然見えたんですよ。暁さんのゴミ箱に間違って入ったのか"○○企業システム不良箇所一覧"。本当、その机、どうにかした方がいいですよ。大事な資料までなくしそう......」
上條くんはぐちゃっとなってる机を憐れみの如く見つめる。
ぅ......
言い返せない自分が恥ずかしい。
