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最後の恋は甘めの味で

第14章 逃げる

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ビール瓶3本。


軽く飲み干した私達だが、何ら変化もなく。


一通り上條くんの話を聞き、一息つく。


「なるほどね.....暁があんな態度取ってるのは上條くんのそれに照れてるから」

「ではないでしょ。どう考えたって」


私と同様、勘が働く上條くんはもう既になにが暁をそうさせているのか分かっているようだった。


「暁さんをあんな感じにさせてんのはおそらく”罪悪感”でしょうねぇ」

「そこまで分かってんならそれ、取り除いてあげてよ。どうせ原因は元夫なんだから」


暁はうざいくらい元旦那に固執してる。

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