テキストサイズ

最後の恋は甘めの味で

第14章 逃げる

*************




着いた寿司屋を見て驚愕。


てっきり回るほうかと思っていたら目の前で握ってくれるやつではないか。


「......上條くん」

「気、遣わないで下さいね。ここ、思っている以上に安いんですよ」


メニューに表示されている値段を見れば、まあ、こういう所の割には.....?とほとんど回る寿司しか経験がないくせに高飛車に思ってみる。


しかし、奢る側が言うのだ。


大丈夫なんだろう。


「ごちになります」


しっかり頭を下げ、人気商品の名の下の寿司を頼んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ