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曖昧☆Bboys

第58章 バレンタインの夜

「霧人さんから伝えてよ」


亜紀さんはハッキリお願いしてきた。


「そうだな、それは知らせるべきだよな」


「なに、他人事みたいな言い方してるのよっ!必ず伝えて」


亜紀さんの目が今度は鋭く睨みつける。


「あ、はい...伝えます」


そう言ったもののビジネスとしての俺が戸惑わせた。


今伝えていいのか?


彰吾が動揺して直ぐ帰るとか言い出さないか?


急に集中できなくなったらどうする?


そんな俺が心の中で自問していた。


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