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曖昧☆Bboys

第23章 それぞれの年明け

「てかさ、マジ困る。うち今電気止まってるし」


「え、マジか?」


「お養父さん、今頃凍え死んでるかも...まあ、別に死んだら死んだで構わないんだけどね」


玲奈は顔色ひとつ変えないで言う。


「はあ~また客探さなきゃ...」


「ごめん...」


謝りたくはないが余計な事をしたと思った。


結局玲奈はこうしないと生活できない。


俺には助けるほどの金もない。


俺ってつくづくダメな男だな...


情けなくなり肩を落とした。

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