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曖昧☆Bboys

第17章 甘くて切ないドライブ

唇を離すと美咲の瞳は潤んで俺の事を切なく見つめた。


「どうしてキスなの?話をするって言ったのに...」


「どうしてかな?やっぱり美咲を見るとこうしたくなる」


美咲は少し笑った。


「私もだよ...」


そういった瞬間また強く抱き締めてしまった。


「美咲...俺は困らせるつもりはない。だけど会わないほうがいいなんて言うな。俺が参ってしまう」


「だけど...」


「俺のモノになれなんて事は言わないから...もう少しこのまま...」



このまま俺の側にいて欲しいと言いたかったがそこは言えなかった。


美咲が今以上に困ってしまうから・・・


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