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曖昧☆Bboys

第11章 朝方の情事

霧人は何も言わない。


けれど言葉はないのに霧人の心からの優しさ感じてしまう。


言わなきゃ...


こんなふうに本気で優しくしてくれているんだから正直に話さなきゃ...


「霧人...」


「...ん?」


私を腕の中に愛しく抱き締めながら返事をする。


「私...彼氏いるよ...」


「分かってる...」


「じゃあ、どうして...」


「美咲が欲しかったから」


私を抱き締めている腕に力がこもりぎゅっと強く私を抱き締めた。


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