お前は俺のxxx
第109章 好き…
碧の家は…
学校の近くにある高級住宅街。
「ここ..碧の..家?」
『ん?そうだよ?』
私の目の前には…
立派な門扉を構えた大きな一軒家。
私は口をパカっと開けたまま固まってしまった。
『おーい。結愛さん?』
私の顔の前で、ヒラヒラと手を振る碧に意識を戻された。
「こんな大きなお家に住んでるの⁉︎」
『無駄にデカイだけだよ。
日中は手伝いの人がいるけど、
母親と俺しか住んでないからね。
親父は仕事で海外にいる方が多いし。』
碧はそう言うと、インターホンを押した。
『はい?』
『あー。俺。』
『あら?碧?』
ピピっとロックが解除する音が鳴り、目の前の大きな門扉がゆっくりと開いた。
碧は私の手を引いて、玄関まで歩いた。
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