
双子姉妹・恋と愛
第3章 相対性選択
愛は、キッチンで昼食の準備をしている。
恋は、リビングのピアノで演奏していた。
広太は、リビングのソファーで恋の演奏を聞いていた。
恋のピアノ演奏は、心が穏やかになる、愛をテーマにした曲だからであろうか。と広太は思い聞き惚れていた。
その恋のピアノ演奏が終わったようなので広太が近寄り。
「今度のは、同じショパンでも、メヌエット ト長調かな?恋ちゃん、」
「良くわかるね、広太さんもピアノ弾けるの、」
「いゃ、ボクは弾けないけど、聴く専門だなぁ、」
「そうなの、クラシックがお好きなようだね、」
「そうだね、クラシックが一番聴くかな、愛ちゃんもピアノ弾けるのかな?」
「もちろん、小さい時から一緒にピアノ教室に通っていたもの、でも中学生の頃からバイオリンに転向しているから、今はどうだろう?」
「ふぅーん、そうなんだ、愛ちゃんのバイオリン聞いてみたいな、」
「なら、愛ちゃんに頼んでみたら、広太さん、」
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