
双子姉妹・恋と愛
第3章 相対性選択
「畏まりました。ベッドカバーはどうしましょう。」
「そうね、今の柄物と似たようなものでお願い。新ちゃん、」
「はい、すぐご用意できますが愛様と同じ日でよろしいでしょうか?」
「そうして貰える。」
「それでは、帰って手配します。外で待たせてる者をお呼びしてもよろしいでしょうか?お嬢様。」
「いいわょ、呼んでちょうだい、」
「では失礼します。お嬢様。」
新谷さんと入れ替わりに紳士服売場の係の者が入ってくる。
「はじめまして、係の田中と申します。よろしくお願いいたします。」
「この人なんだけど、よろしくね。」
恋は、広太を立たせて、すぐにサイズを測るように指示する。
係の田中さんが丈やウエストを計り書類に書き込む。
「ブレザー類は2セットであと、カジュアルなものを2セットでお願い。大学生らしいものであなたのセンスにお任せするわ。」
「はい、畏まりました。殿方は平均サイズなので、在庫があると思いますのですぐご用意できます。」
「そう良かった。あと、1週間分の下着もお願い。」
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