
双子姉妹・恋と愛
第1章 相性
恋と広太は、恵比寿ガーデンホテルの展望台レストランに来ていた。
二人は、予約席に座り地中海コースを食べている。
デザートのあとのコーヒーを飲みながら外の景色を眺めていた。
「これから、どうしょうか?恋ちゃん、」
「ここのホテルをとってあるから、そこでゆっくりしましょう。」
「そうだね、」
恋が会計を済ませホテルのスウィートルームへと向かう。
広太はまだ学生なのですべてのことは恋が払っていた。
以前、広太が「ボクが払う」と言ったけど、「大学を卒業したら払って貰うから、それまでわたしに任せて、」と恋が払うようになったのである。
スウィートルームにあるピアノの前に恋が座り、ある曲を弾いていた。
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