無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

【て…テッ…テメェ

　何しやがるっ！】

手で濡れた唇を急いで拭う


【ヤマト　

僕に逢うためにクリスマス

ここまで来てくれたんですよね？


今夜　

俺の身体を君に捧げます…】

目力のあるﾌﾞﾙｰの瞳で

ジリジリと俺に詰め寄り

力尽くで落とそうと…

シャツの中に手を回し…

身体を撫でて…くる。




ええっ～～～！？



【ヤメロっ　キモいっ


離れろって】


【もう　ウイリアムやめて！！

ヤマト
はわたしの恋人なんだから！！


わたしの
愛する人に手を出さないで！】


奈緒が俺を後ろからギュッと
抱きしめる…



俺は奈緒に逢うために…


二人で甘いクリスマスを

過ごすために来たのに…

奈緒を狙うゴールデンフライを
駆除しに来たのに…



キスされて
狙われたの俺…みたいな？



【ちょっ　

どーいうことだ？


ウイリアム　テーラー

離れろって！

俺その気ないんだから！！】


急いで離れ　敵意丸出しで睨み


【おめぇ　

奈緒の首にキスしてただろ？


あれはどういうことだ！？】

怒鳴りつける。


【あれは君が
付けたキスマークだろ？


ヤマトの匂いがしなくて
残念だったが…

君が触れたとこと　

俺も君を想い…

重ねて間接的にキスしたんだよ】