無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

いつもは遠慮なしに食べる奈緒
が箸もつけずに…
俺を気にしている。


コイツはどう思ってるんだ…




何してんだ俺

ここで飯食ってる場合じゃ
ねーだろ…?




モヤモヤが頭から離れず…で…
妄想のキモい花を脳内に咲かせて
悪い方向に考えて

ダサすぎだろ…俺？



「やっぱ俺　部屋に帰るわ」

食事をよそに部屋に戻った。



人の女に手を出した　　
ウイリアム　テーラを
今直ぐにシバキに行こうか…


冷静になれ…

もっと現実的に考えろって…

奴に弱点はあるのか？


直ぐに
山本に調べてもらうべきか…


嫌…山本に借りを作るのも
鬱陶しいし…


他に何かないだろうか…？



先に惚れた方が『依存』
惚れらえた方が『自立』
と言うが…

このヤキモキは依存に
なるのだろうか？


俺の恋愛バランス…

俺の方が確実に重いな―――…




まずはプレゼンを第一に
24日の晩にマレーシアに飛べる体にしとかねぇ～とな。


パソコンを立ち上げると
さっき検索した
ウイリアム　テーラが
残っている。


イラッとするくらい男前だ


「駆除してやるから覚悟しろっ」

指先でピンと画面に映る奴の
顔を弾き…



俺はその夜…徹夜で仕事を
進めた。