
シュールな関係
第18章 入れない世界 後半
「金 地位 名誉?・・・
なに勘違いしてんだ?
親が大物だけで…お前は何様?
家事も出来ねぇ
世間知らずの小娘じゃないか?
自分で1円すら稼いだこともない
浪費家のお嬢だろ?」
確信を突かれたのか…
それとも
想像すらしてなかったこと
俺の口から言われたからか…
言葉に反応したかのように
瑠璃の身体が…
ビクッと動く・・・・
「では…
あの方は…
神崎様はどうなのですか?
あの神崎 奈緒ならよろしくて?
ご存じですの?
あの方の生い立ちに…
両親はーーー」
「黙れ!
今のお前は
人の事言えねぇだろ 瑠璃?
親の力で
どうにかならねぇのなら…
体を使うのかよ
奈緒のコトをけなす前に…
自分の行動を慎め!
こんな所で俺の服を脱がせるとは
お前も大概
ビッチな女じゃねぇーか!
ははっ
それとも…普通のSEXに
飽きたりて…露出プレーに
快感でも覚えてるのかよ?」
冷笑しながら冷たく…投げかける
「人は…怒ると…本当に身体が
震えますのねーーーーー
雅也様 なんたるご侮辱を…
酷すぎますわ!」
心底…怒りが
込み上げてるのだろう
握りしめた拳と…身体が全身に
震えている。
「雅也さま次第で…わたくし…
大声を…出しますわよ」
