テキストサイズ

シュールな関係

第17章 入れない世界 前半

「あっ  あの~

二人の関係は?」



居心地の悪さに耐え切れず

話の間に割り込み…質問をする



「俺らは光の会のメンバ―」



「光の会?  何ですか?」



「大和が来たのは

母親が亡くなってからだけど


俺らの環境はちょっと特殊でな



小さいころから英才教育に

多数の外国語、バイオリン、

ピアノ、スポーツ、乗馬 


夏冬は海外の寄宿学校に通う…



いわば後継者やセレブが

集まる会でーーー


そこで知り合ったんだ


俺が大和を一番可愛がって

たんだよな」

 
へぇ~ タダのおぼちゃまだと

思っていたのに意外だわ。


それなりに苦労して…

今があるのね。




「そうそう

一磨も銀行の頭取の息子でさ

一緒に可愛がってもらい


女の口説き方から全部 色々

雅兄に教わったしな!」



そう言えば…二人の性格



この俺様のワガママさ・・・



似ているわ。



納得だ!!



大和はまさに一之瀬Jrって

してたもの!!



じゃぁ…二人は親しいって

コトよね!?





あぁ… 最悪だぁ…






「そう わたしは

それどころじゃないのよっ!」



こんな所でピンチになりながら

油を売ってる場合じゃない




わたしは会長に

会いに来たんだ!!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ