
シュールな関係
第12章 迷惑な訪問者
「もちろんよ いつでも聞くわ
そうそう
今夜の新規の会員の一之瀬様
奈緒ちゃんご指名なの
桜の間の担当でお願いね」
「分かりました」
一之瀬さんの狸オヤジのことだわ
ここに来てまで逢うとは
ホント憂鬱だな~
でもこれは仕事だからちゃんと
割り切って接客をしないと・・・
桜の間は名の通り部屋の越しに
大きな桜の木が見え
庭から滝の流れ心地よい音が
聞こえる。
春でなくても四季の木々が
季節により違う顔を見せる
ゆったりと落ち着いた
12畳の部屋
わたしは息を吸ってゆっくりと
座りふすまを開けて
部屋に入る。
「失礼します」
「よっ 奈緒」
聞き慣れた声がする・・・
そして固まるわたし
狸オヤジ
もとい会長がいるのは分かる
でも―――――
ど・・・どうして
一之瀬さんが一緒にいるの!?
まぁ家族だから一緒に食事は
おかしくないけど・・・
だけどさっき家に来て
『雅也と3千万で別れて…』
そう言われたコトなの
それで一緒に来る!?
それに一之瀬さんのその笑顔は
何も知らないのよね?
この状況・・・
一体わたしはどうしたらいいの?
そうそう
今夜の新規の会員の一之瀬様
奈緒ちゃんご指名なの
桜の間の担当でお願いね」
「分かりました」
一之瀬さんの狸オヤジのことだわ
ここに来てまで逢うとは
ホント憂鬱だな~
でもこれは仕事だからちゃんと
割り切って接客をしないと・・・
桜の間は名の通り部屋の越しに
大きな桜の木が見え
庭から滝の流れ心地よい音が
聞こえる。
春でなくても四季の木々が
季節により違う顔を見せる
ゆったりと落ち着いた
12畳の部屋
わたしは息を吸ってゆっくりと
座りふすまを開けて
部屋に入る。
「失礼します」
「よっ 奈緒」
聞き慣れた声がする・・・
そして固まるわたし
狸オヤジ
もとい会長がいるのは分かる
でも―――――
ど・・・どうして
一之瀬さんが一緒にいるの!?
まぁ家族だから一緒に食事は
おかしくないけど・・・
だけどさっき家に来て
『雅也と3千万で別れて…』
そう言われたコトなの
それで一緒に来る!?
それに一之瀬さんのその笑顔は
何も知らないのよね?
この状況・・・
一体わたしはどうしたらいいの?
