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顧みすれば

第38章 愛の行方

私はニューヨークに向かって


旅立った。



そういえばサントリーニの夕日のなかで


直哉さんが言っていた



ー愛は迷子になりやすいー




こういうことなのね。



愛がなくなった訳じゃない



当たり前すぎて



お互いを思う余裕がなくなってしまうんだ。



そして愛を愛と思えなくなってしまう。




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